調査・研究関連
当センター宿利会長が西ボヘミア大学細田准教授と会談しました
当センター宿利会長は、2025年9月19日にチェコ共和国プラハを訪れ、西ボヘミア大学哲学部政治国際関係学科の細田尚志准教授と会談しました。
会談には、当センター野村上席研究員も同席しました。
細田准教授は、一般的な同国の情勢のほか、ロシアによるウクライナ侵攻についての近況、それについてのNATO(北大西洋条約機構)やEU(欧州連合)、チェコ共和国それぞれの受け止め方や支援の状況について、知見を披露しました。
宿利会長は、当センターが一部に参画しつつ運輸総合研究所(JTTRI)が主体的に行っているシーレーンの確保に関する調査研究の取り組みを紹介し、特に日本政府や米国政府主要関係者とも共通した問題意識について情報提供を行いました。
細田准教授は、目下NATO諸国が有しているロシアに対する危機意識とこれまでのウクライナでの教訓・戦訓を如何に日本国に還元できるか、また、日・NATO協力を拡大深化させるためには相互主義であるべきであり、NATO諸国に期待される役割をどうしたら日本国は果たしうるかを考えていきたいと述べました。
宿利会長は、チェコ共和国で唯一、そして欧州を見渡しても数少ない日本人専門家として細田准教授の知見を高く評価するとともに、今後益々の活躍につき期待を表明し、また、意見交換を継続していくことを約束しました。
なお、会談が行われた日は、チェコ共和国の諸団体がNATO DAYとして毎年開催しているNATOの活動に関する啓発行事の期間中で、それは、プラハ市から電車で東へ約3時間のオストラバ市にて開催されていました。
細田准教授は、同行事に専門家パネリストとして招聘された後、プラハ市に戻って宿利会長との面談に応じ、宿利会長の説明により日米の最新動向を把握できたことを嬉しく思うと最後に述べました。
