お知らせ

Information

調査・研究関連

当センター野村上席研究員がEuropean Value Center (EVC)を訪問しました。

当センター野村上席研究員は、2025年9月19日、チェコ民主共和国プラハにあるEVCを訪問し、Toman分析員及びMalek次席分析員と会談しました。
在日米国大使館の紹介によって実現した今般面談は、両組織にとって初めてのものであるため、冒頭、お互いの組織の活動概要を紹介し、理解を深めました。
チェコ民主共和国が2004年にEU(欧州連合)に加入した翌年に設立されたEVCは、同国としてEUやNATOなど国際関係にあって何を貢献できるのかを調査検討し、提言することを目的としており、台湾に拠点を有する唯一の欧州のシンクタンクであるとToman分析員は話しました。
Malek次席分析員は、2023年から台湾有事についてシミュレーションを行っており、中国が台湾の海上を封鎖した場合に例えば諸外国が自国民をいかに退避させるかなどをEUやNATO、日本の専門家を交えて検討議論していると紹介しました。
EVCは、太平洋地域の動向がユーラシア地域の安全保障にどのような影響を及ぼすかを大きなテーマとして調査研究しており、その中での台湾有事に関するシミュレーションは、日本の関係者にとっても興味深いものであるため、公表可能な結果について情報提供いただければ日本でも紹介したいと野村上席研究員は提案し、Toman分析員は快諾しました。

中央:Toman分析員、左:Malek次席分析員
中央:Toman分析員、左:Malek次席分析員
EVCがオフィスを構える歴史的建築物外観
EVCがオフィスを構える歴史的建築物外観

一覧へ戻る