調査・研究関連
当センターの宿利会長が世界海事大学(WMU)の入学式で来賓スピーチを行いました。
当センターの宿利会長は、2026年9月21日にWMUの2026年度入学式に招待され、出席しました。午前9時からの入学式は、メヒア学長の挨拶に始まり、メヒア学長は、今般新入生が世界中の志願者640名の中から選抜された特別な145名であり、学生及び教職員と一緒に過ごしてグローバルコミュニティの一員として第二の故郷を築いて欲しいなどと話しました。マニュエル副学長は、今年度の入学生男女比が初めて女性が上回った画期的な学年であることを紹介しつつ、架け橋をコンセプトに設計されたというWMUキャンパスビルで、皆さんがこれまで築いてきたものを基礎として将来の発展や成長を実現し、リーダーとなって欲しいと期待を述べました。国際海事機関(IMO)のドミンゲス事務局長は、WMUでの生活は、世界トップクラスの専門家から学び、多様な背景を持つ仲間と交流し、多文化的な経験に浸かることができる貴重な機会であるなどと、お祝いのビデオメッセージを送りました。
宿利会長は、来賓としてスピーチを行い、WMUやメヒア学長とのこれまでの自身の関わりを紹介した後、入学生のほとんどが行政官であることを念頭に、自らの行政官としての経験とその後の調査研究や政策提言、大学院教育の活動に触れつつ、WMUでの学びとネットワーク形成が将来の自国の海事行政に大変有意義であること、WMU卒業生がIMOでのルールメイキングに貢献することが期待されること、また、歴史と現代とが混在するマルメ市街を楽しみつつスウェーデンの文化であるフィーカ(コーヒーと甘いものを食べつつ周りとコミュニケーションするリラックス時間)も味わい、学生生活を楽しんでもらいたいことなどを述べました。
また、同日午後には、WMUがO'Neil元学長(1990年からIMO事務局長などを歴任。カナダ出身)に捧げて改装した特別面談室にて、宿利会長とメヒア学長が会談の時間を持ちました。会談には、IMO2026年度ジェンダー平等賞を受賞した北田桃子教授と当センターの野村上席研究員が同席しました。会談では、昨年9月のこの会談で開催について合意した当センターとWMUとの第二回共催セミナー(11月25日に東京にて開催予定)が目指すところについて相談したほか、およそ世界で海事に関して必要となる人材像について意見交換を行うとともに、運輸総合研究所の活動状況についても紹介しました。メヒア学長は、いずれにおいても宿利会長の方針と見解を共有できたことを嬉しく思うと述べ、11月の共催セミナーでの再会を約束しました。