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第101号(2023年8月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2023/8/31◆

日本海事センターメールマガジン =第101号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆


=お知らせ=

●「第32回海事・観光立国フォーラム in 三重 2023」を開催いたします。

◆第32回海事・観光立国フォーラム in 三重 2023
「観光と一体となった海事の振興と海の安全・安心」
(主催:(公財)日本海事センター 後援:国土交通省 協力:三重県、海上保安庁)

◆日時:2023年10月11日(水)13:30~17:35(YouTube配信あり)
◆場所:鳥羽国際ホテル ハーバーウイング6階バンケット「海城」

リアス式海岸が育んだ美しい海原と多島美などで有名な鳥羽周辺の海域は、
世界的に有名な海洋リゾート地として知られています。
一方、この地が今後も持続的に発展していくためには、交流拠点としての魅力の
維持・向上や海上交通を含む海洋全般への信頼性の向上などの取組が欠かせません。
このため、観光と一体となった海事の振興と海の安全・安心に関して、三重県、
海上保安庁の協力の下、トップリーダーによる発表及び意見交換等を行います。

【来賓挨拶】 三重県知事 一見 勝之 氏
【来賓挨拶】 鳥羽市長  中村 欣一郎 氏

第1部
【講演】「「美し国」三重の挑戦」
    三重県知事 一見 勝之氏

【講演】「伊勢志摩における海との共生に向けた取組~観光の現場から~」
    伊勢志摩国立公園エコツーリズム推進協議会会長 江崎 貴久 氏
第2部
【パネルディスカッション】
    「海をめぐる課題への対応と関係者間による連携・協働」
    モデレーター:早稲田大学法学学術院教授 河野 真理子 氏
    パネリスト: 第四管区海上保安本部長 奥 康彦 氏 
           国土交通省中部運輸局長 金子 正志 氏 
           (※パネリストは五十音順です)

【研究発表】「洋上風力発電に関する国内外の取組等の動向」
    (公財)日本海事センター研究員 坂本 尚繁
第3部
【講演】「海の安全・安心への取組」
海上保安庁長官 石井 昌平 氏

【ミニ海保フェア】
    第四管区海上保安本部・鳥羽海上保安部等
    海上保安庁音楽隊によるアンサンブル演奏ほか

◆詳細は以下サイトをご覧ください。
URL:https://www.jpmac.or.jp/application/F135067/

※2023年10月2日(月)締め切り・先着200名となります。


●「JMC & IOPC Fundsによる共催セミナー」を開催いたします。

◆開催日時:2023年10月18日(水) 13:30~18:00
◆開催方法:ハイブリッド形式(Zoomウェビナー併用)※同時通訳つき
◆開催場所:イイノカンファレンス 4階Aルーム(東京都千代田区内幸町2-1-1)

1967年に発生したトリーキャニオン号の座礁事故を契機に、タンカー等の事故に
よる油濁損害の被害者に対し、迅速かつ十分な補償を行うための国際的な体制が
構築され、今日まで大きな役割を果たしてきました。
今般、国際油濁補償基金(IOPC Funds)事務局長の来日に合わせ、IOPC Fundsが
海洋環境保護及び汚染防止等にこれまで果たしてきた役割や貢献等についてIOPC
Funds事務局長にご講演いただくことになりました。
また、石油メジャーなどが加盟するOCIMFによるSIRE検船プログラム、タンカーの
船主等への油濁事故の際の技術サービスを行っているITOPF、さらにはMARPOL条約
に基づく海洋環境保護及びOPRC条約に基づく汚染防止、油濁防除体制などに関する
各国及び我が国の最近の取組動向及び課題と今後の展望等について、関係者の皆様
からご講演をいただいたうえで、パネルディスカッション等を行います。

【講演1】
「海洋環境保護等への国際油濁補償基金の役割・貢献 ―現状と今後の展望―」
IOPC Funds事務局長 Gaute Sivertsen 氏

【講演2】
「海の安全を守り、海洋環境を保護する仕組み」
(一財)運輸総合研究所特任研究員
東海大学海洋研究所特任教授  大坪 新一郎 氏

【講演3】
「SIRE 2.0:新たな段階に入ったタンカー検査、審査、保証」
石油会社国際海事評議会(OCIMF)
プログラム・ディレクター(船長) Aaron Cooper 氏

【講演4】
「海洋汚染事故におけるITOPFの役割」
国際タンカー船主汚染防止同盟(ITOPF)
テクニカルアドバイザー Ayumi Therrien 氏

【講演5】
「NYK エネルギー輸送の安全について」
日本郵船株式会社
エネルギー業務グループグループ長代理 藤野 晴久 氏

【講演6】
「我が国の海洋環境保護(油防除等)に関する取組について」
海上保安庁総務部参事官 足立 基成 氏

【パネルディスカッション】
コーディネーター:東京大学大学院法学政治学研究科教授 藤田 友敬 氏
パネリスト:講演者6名

参 加 費:無料
申込期限:10月11日(水)※会場参加
     10月17日(火)※Zoomウエビナー参加

◆詳細は以下サイトをご覧ください。

会場参加希望:https://www.jpmac.or.jp/application/F312142/
Zoomウエビナー参加希望:https://www.jpmac.or.jp/application/F850851/


●海事図書館からのお知らせ

開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日

予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。

詳しくはホームページをご覧ください。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/

●海事図書館蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ」開催のお知らせ

海事図書館では、蔵書のテーマ展示第2弾「船員さんのエッセイ」を開催中です。

蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ」
開催期間:2023年7月3日(月)から9月29日(金)
     平日12時から17時、土日祝日休館
展示資料数:40冊

展示資料の貸出も可能です。ご来館をお待ちしております。

詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/library/information/detail/?id=13


●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://readyfor.jp/projects/nippon-maru

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【目次】
1 2023年8月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

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1 2023年8月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。

URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A202320.pdf

・「ロシア制裁の実効性確保」

(2023年8月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2023年8月29日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2023年7月)1,678,838TEU(8.3%減)

北米復航(米国からアジア)(2023年5月)500,956TEU(5.6%減)

欧州往航(アジアから欧州)(2023年6月)1,491,197TEU(11.9%増)
《23年上半期累計は、前年同期比2.3%増となる818.8万TEU》

欧州復航(欧州からアジア)(2023年6月)527,906TEU(0.3%増)
《23年上半期累計は、前年同期比7.5%減となる316.6万TEU》

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比8.3%減で11か月連続のマイナス。
2023年7月の北米往航運賃指数は、前年比75.2%減の2,305ドル/40ftで
14か月連続のマイナス。

・北米復航は、前年比5.6%減で7か月ぶりのマイナス。
2023年7月の北米復航運賃指数は、前年比41.8%減の1,060ドル/40ftで
12か月連続のマイナス。

・欧州往航は、前年比11.9%増で4か月連続のプラス。
2023年7月の欧州往航運賃指数は、前年比81.0%減の1,865ドル/40ftで
14か月連続のマイナス。

・欧州復航は、前年比0.3%増で24か月ぶりのプラス。
2023年7月の欧州復航運賃指数は、前年比67.0%減の735ドル/40ftで
15か月連続のマイナス。

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3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「武装商船「報国丸」の生涯 知られざる沈没の謎」
 森永孝昭著 並木書房発行
 2023年4月刊行(所蔵番号:506116 請求記号:M.2110/Mo57)

大型貨客船「報国丸」は、重武装の軍艦として生まれ変わり、遠く
離れたインド・太平洋で輝かしい戦果を次々に挙げていった。建造
から就航、徴用、作戦、謎の沈没まで、謎多き「報国丸」の実像に
迫る。(「honto」webページより)

■「絆 津波からいのちを守るために」
 国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会編 ウェイツ発行
 2021年3月刊行(所蔵番号:506117 請求記号:369/Ko51)

いかにして津波からいのちを守るのか。津波・防災の研究者をはじ
めとする50人超の執筆者たちが、様々な事例や体験、科学的知見
等に基づき、自助・共助・公助の観点から、今後の津波防災・減災
についてメッセージを伝える。(「honto」webページより)

今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx

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4 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
1973年春、ジャパンラインがアブダビ政府から直接石油を買う契約
を交わしたことについて、当時の海運業界誌・紙がどのように反応
をしたかを調べたい。また、この件に関連する書物があれば、それ
も閲覧したい。

A.
当時の雑誌には記事が見当たらなかった。
日本海事新聞にはいくつか記事がある。

書籍では以下の2冊で言及されていた。
「ジャパンライン10年史」
「ジャパンラインの悲劇 海運王国の崩壊」

詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000337657

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5 海運ミニ知識

◆「船の構造」

船の構造は、仰向けになった人間に似ています。

背骨にあたるのがキール(竜骨)で、船底の中心を船首から船尾ま
で延びています。キールから直角の方向に一定の間隔で設置されて
いるのがフレーム(肋骨)、フレームの上端はビーム(梁)で連結
されています。その外側を、シェルプレート(外板)とデッキ(甲
板)で覆っています。

この船体をハル(船殻)といい、十分な強度を持っています。波や
うねりなどの力から、内部の貨物や船客を守っているのです。

<参考資料>
「船のしくみパーフェクト事典 知っておきたい基本構造から最新
技術まで」
池田良穂著 ナツメ社発行 2014年10月刊行
(海事図書館所蔵番号:505135 請求記号:550.4/I32) 他

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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は9月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。

jmc-info@jpmac.or.jp

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◆日本海事センターホームページ
https://www.jpmac.or.jp/

◆Japan Maritime Center◆_____________________________◆JMC◆
編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:https://www.jpmac.or.jp/

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