第120号(2025年3月)
◆Japan Maritime Center◆___________________________2025/3/31◆
日本海事センターメールマガジン =第120号=
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=お知らせ=
●「第12回JMC海事振興セミナー」を開催いたします。
◆第12回JMC海事振興セミナー
「グローバルサプライチェーンのグリーン化・デジタル化を目指して
~シンガポール・韓国・中国・日本の取組みと海運・港湾の連携の強化~」
◆開催日時:2025年4月24日(木) 14:00~16:00(予定)
◆開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)
◆開催場所:海事センタービル4階会議室(東京都千代田区麹町4-5)
【講演1】
「シンガポールの港湾におけるGX、DXの取組の動向
~グリーン・デジタル海運回廊への対応と日本の港湾の取組みも含めて~」
神戸大学大学院海事科学研究科教授 杉村 佳寿 氏
【講演2】
「韓国におけるGX、DXの取組の動向
~グリーン・デジタル海運回廊などへの釜山港の対応を中心に~」
釜山港湾公社日本代表部代表 朴 濟晟 氏
【講演3】
「中国におけるGX・DXの取組の動向とSITCにおける実践」
SITC INTERMODAL JAPAN社長兼SITC LOGISTICS営業総監 呂 開献 氏
【意見交換】
モデレーター:(公財)日本海事センター客員研究員 福山 秀夫
パネリスト :
講師3名(杉村氏、朴氏、呂氏)に加え、
国土交通省大臣官房審議官(海事・港湾・危機管理)堀 真之助 氏
オーシャンネットワークエクスプレスジャパン株式会社
代表取締役 社長執行役員 戸田 潤 氏
参 加 費:無料
申込期限:4月22日(火)まで
◆詳細は以下サイトをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/application/S209241/
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●海事図書館からのお知らせ
開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日
予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。
詳しくはホームページをご覧ください。
海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/
●海事図書館蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ 2」開催のお知らせ
海事図書館では、蔵書のテーマ展示「船員さんのエッセイ 2」を
4月7日(月)より開催予定です。
詳細はホームページにて近日公開予定です。お楽しみに。
https://www.jpmac.or.jp/library/information/
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【目次】
1 2025年3月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識
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1 2025年3月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。
URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A202572.pdf
・「国際海事機関(IMO):その歴史と役割・機能(後編)」
(2025年3月:日本海事新聞)
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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2025年3月25日発表>
【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2025年2月)1,757,760TEU(11.1%増)
《中国積みが前年同月比12.9%増、ASEAN積みが同10.7%増加》
北米復航(米国からアジア)(2024年12月)500,753TEU(4.6%減)
《24年年計(速報値)は、前年比3.7%減の575.9万TEU》
欧州往航(アジアから欧州)(2025年1月)1,750,838TEU(20.2%増)
《単月では過去最高を更新 ※速報値(24年12月:171.1万TEU)》
欧州復航(欧州からアジア)(2025年1月)442,608TEU(7.2%減)
【概要とポイント】
・北米往航は、前年比11.1%増で17か月連続のプラス。
2025年2月の北米往航運賃指数は、前年比11.4%減の4,768ドル/40ftで
14か月ぶりのマイナス。
・北米復航は、前年比4.6%減で6か月連続のマイナス。
2025年2月の北米復航運賃指数は、前年比6.8%減の888ドル/40ftで
31か月連続のマイナス。
・欧州往航は、前年比20.2%増で4か月連続のプラス。
2025年2月の欧州往航運賃指数は、前年比29.4%減の3,660ドル/40ftで
2か月連続のマイナス。
・欧州復航は、前年比7.2%減で5か月連続のマイナス。
2025年2月の欧州復航運賃指数は、前年比45.8%減の723ドル/40ftで
2か月連続のマイナス。
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3 海事図書館 今月のオススメ図書
■「米国海運100年の変遷 アメリカン・プレジデント・ラインズ
と先駆者たち」
Niven, John著 山本裕訳 中央経済社発行
2025年2月刊行(所蔵番号:506402 請求記号:M.2241/A44)
American President Lines 1848-1984,by John Nivenの翻訳書。外
輪船から巨大コンテナ船へと時代が移る中、船会社アメリカン・プ
レジデント・ラインズの盛衰を描く。
(版元ドットコムwebページより)
■「日本の船灯制度の変遷 -船灯制度の導入から船灯試験規程の
廃止まで-」
岸本宗久著・発行
2025年2月刊行(所蔵番号:506403 請求記号:M.084/Ki58)
夜間、船の衝突を防止する船灯は、日本ではどのような規則に基づ
いて製造・検査されてきたのか。日本船長協会月報「Captain」に
連載されたものに加筆修正を加えた一冊。
今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx
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4 海事資料調べ方講座
海事図書館が過去に受けたご質問の中から。
Q.
冷蔵・冷凍コンテナが開発される前、冷蔵が必要な貨物(植物や食
品等)を在来型貨物船にどのように積んで輸出されていたかを調べ
ている。
A.
以下の資料が参考になる。
「A history of the frozen meat trade」
雑誌「船の科学」
詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000364591
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5 海運ミニ知識
◆「船の煙突」
船には煙突がありますが、実はエンジンの技術が進んだ現代の船は
排気ガスが少なく、大きな煙突は必要ありません。なのになぜ今も
大きな煙突がついているのか? それは、煙突が船会社を識別する
看板のようなものだからです。
煙突にはそれぞれ色やマークが付いています。船の煙突のことをフ
ァンネルといいますが、煙突のマークはファンネルマークと呼ばれ、
ファンネルマークを見ればどこの会社の船かすぐに分かるのです。
また、クルーズ客船のファンネルには凝った造りのものが多く、鯨
のしっぽをイメージしたものや、ファンネルの中腹に展望ラウンジ
を設けたもの、裏側にロッククライミングウォールがあるものなど
もあるそうです。
<参考資料>
「目指せ!クルーズアドバイザー 旅行業界人必携の書クルーズ一
問一答」池田良穂,山田廸生,沢木泰昭著・監修
海事プレス社発行 2004年4月刊行
(海事図書館所蔵番号:502190 請求記号:M.55/I32) 他
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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は4月下旬頃、配信予定です。
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日頃ご協力いただいております方へお届けしております。
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