メールマガジン

Magazine

第121号(2025年4月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2025/4/30◆

日本海事センターメールマガジン =第121号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆


=お知らせ=

●海事図書館からのお知らせ

開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日

予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。

詳しくはホームページをご覧ください。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/

●海事図書館蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ 2」開催のお知らせ

海事図書館では、蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ 2」を開催中です。

開催期間:2025年4月7日(月)から7月25日(金)
     平日12時から17時、土日祝日休館
展示資料数:46冊

展示資料の貸出も可能です。ご来館をお待ちしております。

詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/library/information/detail/?id=25

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【目次】

1 2025年4月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1 2025年4月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。

URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A202573.pdf

・「ドイツのトン数標準税制をめぐる議論」

(2025年4月:日本海事新聞)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2025年4月22日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2025年3月)1,805,271TEU(13.9%増)
《25年第1四半期は、前年同期比13.3%増の555.3万TEU》

北米復航(米国からアジア)(2025年1月)435,993TEU(8.6%減)

欧州往航(アジアから欧州)(2025年2月)1,090,914TEU(8.8%減)
《5か月振りの減少、中華地域積みは10.7%減》

欧州復航(欧州からアジア)(2025年2月)483,252TEU(10.6%減)

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比13.9%増で18か月連続のプラス。
2025年3月の北米往航運賃指数は、前年比28.9%減の3,540ドル/40ftで
2か月連続のマイナス。

・北米復航は、前年比8.6%減で7か月連続のマイナス。
2025年3月の北米復航運賃指数は、前年比7.6%減の871ドル/40ftで
32か月連続のマイナス。

・欧州往航は、前年比8.8%減で5か月ぶりのマイナス。
2025年3月の欧州往航運賃指数は、前年比18.4%減の3,266ドル/40ftで
3か月連続のマイナス。

・欧州復航は、前年比10.6%減で6か月連続のマイナス。
2025年3月の欧州復航運賃指数は、前年比39.0%減の706ドル/40ftで
3か月連続のマイナス。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「静かな基隆港 埠頭労働者たちの昼と夜」
 魏明毅著 黒羽夏彦訳 みすず書房発行
 2024年11月刊行(所蔵番号:506415 請求記号:M.94/G41)

台湾北部の港街を舞台にグローバル資本主義に翻弄された港湾労働
者たちの生を描く。最高栄誉の文学賞・金鼎奨受賞の心揺さぶる
「悲哀のエスノグラフィー」。(本書帯より)

■「青野家五代 青野海運 発展の航跡」
 株式会社いよぎん地域経済研究センター編 青野海運株式会社発行
 2025年3月刊行(所蔵番号:506411 請求記号:M.2210/A55)

創業130周年を迎えた青野海運の社史。会社の歩みだけでなく、歴
代経営者である青野家五代の評伝でもある読み応えある一冊。

今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
日本郵船の浅間丸に関する資料はあるか。

A.
以下の資料がある。

「就航90周年記念 客船浅間丸 ~サンフランシスコ航路をゆく~」
「船長藤田徹 明治・大正・昭和を生きた船乗りの遺した記録」
「神戸客船ものがたり」
「ドキュメント豪華客船の悲劇」
「浅間丸事件と日本のマスメディア」
「狂気の海 太平洋の女王浅間丸の生涯」

詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000368652

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5 海運ミニ知識

◆「船の健康診断」

人間が定期的に健康診断を受けるように、船も定期的に造船所のド
ック(船渠)に入って検査や修理を行います。人間ドックは人の健
康診断を船のドック入りになぞらえた言葉です。
船は船級協会や船籍国の政府の検査に合格していないと運航できま
せん。ドックでは船をすみずみまで検査し、問題があれば修理しま
す。検査に合格すると、運航の継続が可能になります。

船体の汚れを落とすこともドックでの重要な作業です。貝や海藻な
ど、海洋生物の付着や腐食によって船体表面に凸凹が生じると、水
の抵抗が増して燃費が悪くなります。そこで、汚れやサビを落とし
て塗料の塗り直しをするのです。船底用の塗料にはサビ止めと海洋
生物を付きにくくする効果があります。近年は、防汚剤などが海水
との化学反応で少しずつ溶けだして、汚れを長期間防ぐことができ
る塗料が多く使われています。

こうして健康を維持し、全身をピカピカに磨き上げた船は、大海原
へ戻っていきます。

<参考資料>
「船の最新知識」
池田良穂著 ソフトバンククリエイティブ発行 2008年11月刊行
(海事図書館所蔵番号:503666 請求記号:550.4/I32) 他

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は5月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。

jmc-info@jpmac.or.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆日本海事センターホームページ
https://www.jpmac.or.jp/

◆Japan Maritime Center◆_____________________________◆JMC◆
編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:https://www.jpmac.or.jp/

一覧へ戻る