メールマガジン

Magazine

第123号(2025年6月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2025/6/30◆

日本海事センターメールマガジン =第123号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆


=お知らせ=

●海事図書館からのお知らせ

開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日

予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。

詳しくはホームページをご覧ください。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/

●海事図書館蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ 2」開催のお知らせ

海事図書館では、蔵書テーマ展示「船員さんのエッセイ 2」を開催中です。

開催期間:2025年4月7日(月)から7月25日(金)
     平日12時から17時、土日祝日休館
展示資料数:46冊

展示資料の貸出も可能です。ご来館をお待ちしております。

詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/library/information/detail/?id=25

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【目次】

1 2025年6月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1 2025年6月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。

URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A202575.pdf

・「米国の海運政策(上)」

(2025年6月:日本海事新聞)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2025年6月30日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2025年5月)1,573,355TEU(4.2%減)
《23年9月以来の前年同月比での減少、中国積が23.1%減》

北米復航(米国からアジア)(2025年3月)549,298TEU(4.2%増)
《25年第1四半期は、前年同期比4.1%減の143.9万TEU》

欧州往航(アジアから欧州)(2025年4月)1,642,151TEU(8.4%増)

欧州復航(欧州からアジア)(2025年4月)489,724TEU(9.2%減)

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比4.2%減で20か月ぶりのマイナス。
2025年5月の北米往航運賃指数は、前年比30.1%減の3,603ドル/40ftで
4か月連続のマイナス。

・北米復航は、前年比4.2%増で9か月ぶりのプラス。
2025年5月の北米復航運賃指数は、前年比1.0%減の907ドル/40ftで
34か月連続のマイナス。

・欧州往航は、前年比8.4%増で2か月連続のプラス。
2025年5月の欧州往航運賃指数は、前年比52.0%減の2,675ドル/40ftで
5か月連続のマイナス。

・欧州復航は、前年比9.2%減で8か月連続のマイナス。
2025年5月の欧州復航運賃指数は、前年比30.6%減の711ドル/40ftで
5か月連続のマイナス。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「図説日本の港」
 「図説日本の港」編集委員会編 朝倉書店発行
 2025年7月刊行(所蔵番号:506431 請求記号:M.9210/Z8)

四方を海に囲まれた日本において,港は古くから人々の営みと深く
結びつき発展してきた。現在,国内には約1000の港があり,生活や
産業を支えるインフラとして機能している。本書では全国の特徴あ
る約70港を取り上げ,歴史,文化,地形的な特徴,役割,魅力など
をオールカラーで解説。(出版社webページより)

■「英和対訳2006年ILO海上労働条約 (正訳) 2025年版」
 国土交通省海事局監修 成山堂書店発行
 2025年3月刊行(所蔵番号:506432 請求記号:M.071/I57)

「2006年の海上の労働に関する条約」の正訳を英和対訳で収録。ILO
において2022年に開催された第4回特別三者委員会(STC)第2部会合に
おいて条約の改正案が最終化され、同年のILO第110回総会において
同改正案が承認、2024年12月23日に発効した。これらの改正を含ん
だ最新版。(出版社webページより抜粋)

今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
小型船海運業法について、成立の経緯がわかる資料や解説書を探している。

A.
以下の資料がある。

「小型船海運業法及び小型船海運組合法の一部改正について」
「船協海運年報 1962-1963」

詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000371013

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5 海運ミニ知識

◆「RORO船とLOLO船」

RORO船とLOLO船。日本語読みではどちらも「ろーろーせん」または
「ろろせん」ですが、全く別のものです。ROROもLOLOも貨物の積み
おろし方法のことで、ROROはRoll on Roll off、LOLOはLift on
Lift offの略です。

RORO船には車が走れる出入口(ランプウェイ)があり、貨物を積ん
だトレーラーやトラックをそのまま運べます。目的地に着いたらま
たトレーラーやトラックを運転して降ろします。
LOLO船はクレーンを使って貨物を船に積みおろしします。コンテナ
船がまさにLOLO船です。

LOLO船の方がたくさんの荷物を積めますが、RORO船はクレーンなど
の荷役設備のない小さな港でも積みおろしができるため、内航でよ
く使われています。

<参考資料>
「みんなが知りたい船の疑問100」
池田良穂著 ソフトバンククリエイティブ発行 2010年8月刊行
(海事図書館所蔵番号:504194 請求記号:550.4/I32) 他

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は7月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。

jmc-info@jpmac.or.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆日本海事センターホームページ
https://www.jpmac.or.jp/

◆Japan Maritime Center◆_____________________________◆JMC◆
編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:https://www.jpmac.or.jp/

一覧へ戻る