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第14号(2016年5月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2016/5/16◆

日本海事センターメールマガジン =第14号=
◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●海事図書館 5月の休館日
土日祝日、5月31日(火)

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【目次】
1 2016年4月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館、今月のオススメ新着書
4 海事資料の調べ方講座

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1 2016年4月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する調査・
研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
2016年4月に寄稿・投稿した記事をホームページ上に公開しましたの
でご活用ください。

URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html

・「ギリシャのトン数標準税制-その内容とEUの視点-」
(2016年4月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2016年5月13日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2016年4月)118.5TEU(4.8%減)
北米復航(米国からアジア)(2016年2月)54.6万TEU(9.4%増)
欧州往航(アジアから欧州)(2016年3月)119.9万TEU(21.6%増)
欧州復航(欧州からアジア)(2016年2月)55.5万TEU(10.0%減)

【概要とポイント】
・北米往航は、前年同月比4.8%減となり、2か月連続の減少。1-4月の
累計は2.5%増。米国西岸港湾における労働争議を背景に2015年1-2月
の荷動きが減少した影響によるものと見られるが、14年4月と比べる
と0.7%減となっている。一方で運賃は2016年初の修復で一時上昇した
ものの直近では下落傾向。
・北米復航は、前年同月比9.4%増となり、2か月連続の増加。2015年
は労働争議終息後もドル高と新興国での需要低迷を理由に米国輸出は
伸びなかった影響よるものとみられる。運賃(ニューヨーク→塩田間)
は15年3月以降上昇も、6月以降下落傾向。
・欧州往航は前年同月比21.6%増となり3か月ぶりの増加。年始に行わ
れた運賃修復ののち、運賃下落傾向が続く。
・欧州復航は前年同月比10.0%減。運賃は16年に入り650ドル/TEU前後
で推移している。

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3 海事図書館、今月のオススメ新着書

今月のオススメ新着書

■日本台湾統治時代のジャンク型帆船資料

松浦 章著 関西大学東西学術研究所発行 2015.10.31
 (海事図書館請求記号:M.2110/Ma89) 
 
日清戦争後の1895年以降からおよそ半世紀にわたって、日本が
台湾を統治すると、伝統的な中国式帆船いわゆるジャンク型帆船
にも船籍の登録が必要となり、多くの台湾の船舶が台湾総督府に
船籍登録している。
その記録の一部が、旧台湾総督府の公文書類の中に残された。
本書はその一部について考察を加え、船籍登録書も影印し紹介する。
(関西大学東西学術研究所HPより)

■蔵出し船長日誌

赤尾 陽彦著 株式会社文芸社発行
(海事図書館請求記号:299/A28)

1970年、臨戦態勢の港、アレキサンドリアへ。80年代、フォークラ
ンド戦争前後のアルゼンチンや、イラン・イラク戦争のペルシャ湾
そして紅海では機雷事件。はたまた、地上の楽園のような南の島や
ハリケーンとの戦い、温かい人々が待つ港々の様子と、エピソード
満載。航海士、船長、ベイパイロットとして生きた50年間の記録から、
心躍るとっておきの話を蔵出しする!
(文芸社HPより)

今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php

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4 海事資料調べ方講座

過去に受けたご質問の中から。

●質問
昭和20年4月23日に鳥取県境港市の岸壁で爆発した「玉榮丸」の写真
が見たい。尼崎汽船が建造した船とのこと。
(昨年、佳子内親王が訪問されたことでも話題になった)

●回答
「尼崎汽船」をキーワードに当館の蔵書をまず検索。
下記2点がヒットし、確認したところ、玉榮丸の写真が掲載されてい
ることを確認。

「太平洋戦争における関西汽船とその出資者各社籍殉難船航跡資料
(関西汽船・尼崎汽船・阿波国共同汽船・宇和島運輸・土佐商船)」
 五十嵐温彦著 私家版 
 発行年:2013年8月5日/請求記号:M2210/Ta22/V.25

「船舶史稿 海運会社 船歴編 第24巻 岡崎汽船・三菱海運・
尼崎汽船」
船舶部会「横浜」船舶史編纂チーム著 
船舶部会「横浜」船舶史編纂チーム発行 
発行年:2012年3月10日/請求記号:M2210/Se55/V.24

質問者から更に情報提供があり、上記2点の出典もとが「汽船表別冊
寫眞帳」ということが判明。
蔵書検索したところ、当館に所蔵があることが判明。
   
「汽船表 (別冊寫眞帳)」
海軍省軍務局編 海運省軍務局 出版年:1938年(加除資料)
請求記号:RM.06/KA21

上記資料は国立国会図書館にも所蔵がなく、旧日本海軍軍備が予備調査と
して作成した当時の汽船に関して非常に有用な資料です。

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今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は6月中旬頃、配信予定です。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp

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