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第23号(2017年2月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2017/2/16◆

日本海事センターメールマガジン =第23号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●海事図書館 

*開館時間について
  
昨年(2016年)11月1日より、利用時間が12時から17時と変更となり
ました。
皆様には大変ご不便をおかけ致しますが、何卒ご理解のほど
よろしくお願い致します。 

  2月の休館 : 土日祝日、28日(火) 
  3月の休館 : 土日祝日、31日(金)
  
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【目次】
1 2017年1月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

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1 2017年1月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。
2017年1月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。

URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html

・「北米航路往航からみた東アジア主要港の貨物シフトの動向」
(2017年1月:日刊CARGO)

・「スウェーデンのトン数標準税制」
(2017年1月:日本海事新聞)

・「愛媛県海事クラスターにおける集積効果とその発展について」
(2016年12月:海事交通研究)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2017年2月16日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2016年12月)131.6TEU(12.8%増)
北米復航(米国からアジア)(2016年11月)59.1万TEU(9.8%増)
欧州往航(アジアから欧州)(2016年12月)133.9万TEU(4.8%減)
欧州復航(欧州からアジア)(2016年12月)59.4万TEU(2.1%減)

【概要とポイント】
・北米往航(アジアから米国)は、前年比12.8%増で3か月連続
の増加。年計は3.7%増の1,562万TEU。2016年11月の中国(塩田)
-ニューヨーク間の運賃は前年比70.4%増の2,590ドル/TEUで3か
月連続のプラス。
・北米復航は、前年比9.8%増で、6か月連続のプラスに。1-11月
の累計は5.2 %増の619万TEU。2016年12月のニューヨーク-中国
(塩田)間の運賃は前年比1.4%減の690ドル/TEUで39か月連続の
マイナス。
・欧州往航は前年比4.8%減となり7か月ぶりのマイナスに。2016
年12月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は、
前年比35.1%増の1,270ドル/TEUで8か月連続のプラス。
・欧州復航は前年比2.1%減となり5か月ぶりのマイナスに。2016
年12月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は前年
比13.1%増の690ドル/TEUで24か月ぶりのプラスに。

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3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「The Role of Arbitration in Shipping Law」 
Miriam Goldby, Loukas Mistelis著 Oxford University Press
発行  2016年発行
(所蔵番号:505497 請求記号:M.072/G61)

海事事件における仲裁に関する書籍。
海事法や海運法、海事仲裁、紛争解決、また国際海上物品運送
など様々な問題への対処の糸口となる書籍
 
■「The Law and Practice of Admiralty Matters (2nd edition)」
Sarah C. Derrington, James M. Turner著 Oxford発行 
2016年発行
(所蔵番号:505498 請求記号:M.072/D63)

海事の法と実務について2007年に出版された第2版。
海事裁判、海事仲裁、責任制限、海事債権などに新たな加筆が
なされた最新版。
 
今回は一般には分かりづらい法的な問題を扱った図書2冊をご
紹介しました。
洋書ということで、難しいと思われる方もいらっしゃるかもし
れませんが、広い海を股にかける海運には広く様々な問題が
あるということですね。
  
今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php

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4 海事資料調べ方講座

過去に受けたご質問の中から。

Q.戦前の造船に関する制度である「優秀船舶建造助成施設」を
利用して建造された船舶の事を調べている。何か良い資料は無
いか?

A.「第一次大戦後最近に至るまでの海運補助政策(第一部)」
経済安定本部総裁官房経済計画室編・発行(1950年)
p.257~261 この制度の概要が詳細に記されている。
他にも参考資料あり。

詳しい情報はコチラ!

http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000179240

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5 海運ミニ知識

◆「損害保険制度」のはじまりは「海」だった!!

古代、栄誉と莫大な財産を目指して航海に出ましたが、そのほと
んどが戻ることがなかったようです。まさしく、「航海」=
「冒険」だったのです。
航海の危険を担保する仕組みとして紀元前2000年頃に「冒険貸借」
が生まれ、紀元前4世紀ごろの古代ギリシャ時代の地中海商人に
より発展し、広まりました。
その内容は、金融業者からの借金で海上貿易を行い、海難などで
船と積み荷が消失した場合には借金を返済せず、無事に航海が
成就したあかつきに借りた金額に利子を乗せて返却するという
ものでした。

<参考資料>
「これ一冊で船舶工学入門」
海文堂発行 2016年12月刊行
(海事図書館 資料番号:505491 請求記号:551/Sh96)

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今月も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は3月中旬頃、配信予定です。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp

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◆日本海事センターホームページ
http://www.jpmac.or.jp/

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編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル4F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:http://www.jpmac.or.jp/

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