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第35号(2018年2月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2018/2/21 ◆

日本海事センターメールマガジン =第35号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●海事図書館 

*2017年4月より、下記3点が変更となっております。

1)入館最終受付時間        16時30分
2)複写サービスの提供終了時間   16時30分
3)月末休館日の取り止め(月末も開館)

開館時間はこれまで通り、12時~17時となります。

  2月の休館 : 土日祝日
  3月の休館 : 土日祝日

*都合により、当分の間、レファレンスサービスを一時休止
 させていただきます。
  
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【目次】
1 2018年1月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

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1 2018年1月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しており
ます。
2018年1月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開し
ましたのでご活用ください。

URL http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html

・「2017年コンテナ船市場の回顧と展望」(2018年1月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2018年2月21日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2018年1月)150.3万TEU(11.3%増)
北米復航(米国からアジア)(2017年11月)59.1万TEU(4.1%減)
欧州往航(アジアから欧州)(2017年12月)139.9万TEU(2.3%増)
欧州復航(欧州からアジア)(2017年12月)68.9万TEU (5.1%増)

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比11.3%増で2か月ぶりのプラス。
2018年1月の中国(塩田)-ニューヨーク間の運賃は
前年比17.2%減の2,270ドル/TEUで4か月連続のマイナス。
・北米復航は、前年比4.1%減で、5か月連続のマイナス。
2018年1月のニューヨーク-中国(塩田)間の運賃は
前年比4.2%増の740ドル/TEUで7か月連続のプラス。
・欧州往航は前年比2.3%増で2か月連続のプラス。年計では、4.1%増の1,582万TEU。
2018年1月の中国(塩田)-英国(フェリックストウ)間の運賃は、
前年比15.7%減の1,180ドル/TEUで5か月連続のマイナス。
・欧州復航は前年比5.1%増で2か月連続のプラス。年計では、5.1%増の784万TEU。
2018年1月の英国(フェリックストウ)-中国(塩田)間の運賃は
前年比53.0%増の1,010ドル/TEUで14か月連続のプラス。

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3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「船舶油濁損害賠償・補償責任の構造 -海洋汚染防止法との連関-」
  小林寛著 成文堂発行 2017年11月刊行
  (所蔵番号:505636 請求記号:M.088/Ko12)

海洋汚染防止法上の規律に着目しながら、船舶油濁損害賠償・補償
責任の構造を分析。油濁に関する公法上の規律および私法上の責任
制度が連関する法律関係を明らかにする。

(「honto」webページより)

今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php

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4 海事資料調べ方講座

過去に受けたご質問の中から。

Q. 戦後、造船会社が8つか7つのグループに集約されたと思うが、ど
のグループにどの会社が入っているのかを確かめる資料はないか。

A.「驚異の記録日本の造船工業 発展とその秘密」に掲載された表から、
7グループに集約されたことと、各グループに含まれる造船所が分かる。

詳しい情報はコチラ!

http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000000622

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5 海運ミニ知識

◆「バルバス・バウ」

水面上の船の先端(船首)は尖った形をしていますが、その水面下
にはバルバス・バウ(球状船首)と呼ばれる丸く膨らんだ部分があ
ります。ちょっと面白い響きですね。

船が進む時、船が水を切ることで波が生じます。これが船にとって
抵抗となり、より大きなエンジン出力・燃料消費を必要とします。
ところがこのバルバス・バウがあると、船首が造る波と、バルバス・
バウが造る波が干渉して波が消え、抵抗が減るのです。

この仕組みは戦前から知られており、戦艦「大和」にも採用されま
した。しかし、理論的に研究されたのは戦後のこと。1961年に関西
汽船の別府航路の客船「くれない丸」と「むらさき丸」が完成した
時、「くれない丸」だけにバルバス・バウを取り付けて、その効果
を実証したのだそうです。

<参考資料>
「目指せ!クルーズアドバイザー 旅行業界人必携の書クルーズ一問一答」
池田良穂,山田廸生,沢木泰昭著 海事プレス社発行 2004年4月刊行
(海事図書館所蔵番号:502190 請求記号:M.55/I32) 他

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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は3月中旬頃、配信予定です。

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日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

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お送りくださいますよう、お願いいたします。
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◆日本海事センターホームページ
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HP:http://www.jpmac.or.jp/

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