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第4号(2015年7月)

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  \     ○○海事図書館メールマガジン○○      /
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 平成27年7月15日  第4号

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7月20日は海の日、そして7月1日~7月31日は海の月間です。
日本中で様々なイベントが行われます。でかけてみてはいかがでし
ょうか?
「平成27年「海の月間」に行われる予定のイベント」
(日本海事広報協会作成)
http://www.kaijipr.or.jp/lamer_event/event2015.pdf

★今月号から新コーナー「海運ミニ知識」がスタート★
海運にまつわるちょっとしたトリビアをご紹介します!

●7月の休館日
土日祝日、7月31日(金)(月末最終日)

●開館時間
10:00~17:00

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目次
1 今月のオススメ新着書
2 海事資料調べ方講座
3 意外と知らない!?利用案内
4 【新コーナー】海運ミニ知識
5 日本海事センターからのお知らせ

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1 今月のオススメ新着書

■土木遺産 IV 世紀を越えて生きる叡智の結晶 日本編2

建設コンサルタンツ協会『Consultant』編集部編,
ビレッジプレス発行 2015.2.19
(海事図書館請求記号:510/Ke51)

長い歴史を経て今も利用され続ける、世界に誇りうる日本の歴史的
土木建造物16か所を土木の専門家が徹底解説。日本の国土にしっ
かり刻まれた先人の知恵は、現代の土木技術からしても驚きが数多
い。日本の近世、近代を知る旅のガイドブック。
(ダイヤモンド社HPより)
海事関係では、小樽港外洋防波堤と三角西港が掲載されています。

■企画展船ヲ解剖スル ~谷井建三原画の世界~

日本郵船歴史博物館 2015.3.21
(海事図書館請求記号:RM.09/N77)

日本郵船歴史博物館で、今年3月から6月まで開催されていた企画展
の展示図録です。船舶画家として活躍する谷井建三氏の作品を多数
収録。中でも谷井氏が得意とする船体断面図は船体内部を精密に再
現しており、見て楽しい一冊です。

今月の新着図書一覧はコチラ!
http://www.jpmac.or.jp/library/new-book.php

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2 海事資料調べ方講座

過去に受けたご質問の中から。

●質問
「日本-ハワイの客船航路について、概観できるような資料はないか。」

●回答
概観できる資料としては、
「時刻表世界史 時代を読み解く陸海空143路線」
曽我誉旨生著,社会評論社発行 2008年(682/So25)がある。
更に詳細な資料としては、各社の社史などがある。

詳しい情報はコチラ!
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000083636

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3 意外と知らない!?利用案内

■ホームページで蔵書検索ができます

海事図書館の蔵書は、日本海事センターのホームページ
http://www.jpmac.or.jp/ から検索することができます。
トップページの「海事図書館」の中に蔵書検索の入口があります。
また、日本海事センターのホームページ内のどのページにも、右端
に蔵書検索用の簡易検索窓がありますので、気軽に検索することが
できます。

この蔵書検索では、海事図書館のほぼ全ての蔵書を検索できます。
図書だけでなく、雑誌や新聞の所蔵もわかります。
フリーワード検索ですので、書名や著者名がわからなくても、キー
ワードとなる言葉を入れれば本が見つかります。
(書名や著者名などに限定して検索することも可能です。)

検索のコツは、キーワードを短く区切ること。
日本の海運の歴史を知りたいと思ったら、「日本海運史」ではなく、
「日本 海運 歴史」と入力してみてください。
こちらの方がより多くの本が見つかります。

ぜひご活用ください!

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4 【新コーナー】海運ミニ知識

●船の大きさを「トン」で表すのはなぜ?

船の大きさは主にトンで表します。総トン数、純トン数は1000kg=
1トンという重さの単位ではなく、容積を表す単位。一方重さを表
すトン数もあり、載貨重量トン数は積載できる貨物の重さ、排水ト
ン数は船が押しのける水の重さ。船や海運にはこれら様々なトン数
が付き物ですが、とても複雑です。

さて、なぜ船の大きさは「トン」で表すのでしょうか。諸説ありま
すが、そのひとつをご紹介すると…。
時は15世紀のイギリス。当時は、船から徴収する税金の額を、積載
できるブドウ酒の樽の数で決めていたそうです。数えるときに樽を
叩くと「トン」 と音がする。そこで「1樽、2樽」のかわりに「1ト
ン、2トン」と呼ぶようになり、それが船の大きさの単位になった
のだとか。

ちなみに、日本では積載できる米の石数で船の大きさを表していま
した(例:千石船)。当時の日本経済が米を基準としていたためで
す。明治時代に国際貿易が盛んになると、トン数で表すようになっ
ていきました。

<参考資料>
「海と船なるほど豆事典 改訂版 」
 杉浦昭典,塚本勝巳監修 日本海事広報協会発行 2009.4
(海事図書館請求記号:RM.03/Su48) ほか

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5 日本海事センターからのお知らせ

●7月20日、「マリタイム・エコノミクス―海事産業の全貌を理解
するために― 第3版(下巻)」が刊行されます。

1988年に英国で第1版が刊行され、世界中の海事産業関係者必読の
書である海運経済の概説書「Maritime Economics」。その第3版
(2009年発行)の日本語翻訳版。
著者Martin Stopford(マーチン・ストップフォード)博士は長年
にわたって海運エコノミストの第一人者として活躍。オナシス財団
(ギリシア)主催の権威ある賞「2015 オナシス賞」を受賞した。

Martin Stopford 著
公益財団法人日本海事センター 編訳
東海大学海洋学部教授 篠原正人 監修
一般社団法人日本海運集会所 発行 
本体価格3,000円+税

下巻の内容
第4部 海上貿易と輸送システム
第5部 商船隊と輸送の供給
第6部 予測と計画
付録A 海運市場モデル入門
付録B トン数の測度と換算係数
付録C 「マリタイム・エコノミクス」運賃指数(1741年から2007年まで)

上巻は2014年5月に刊行(本体価格3,000円+税)
上巻の内容
第1部 海運入門
第2部 海運市場の経済学
第3部 海運会社の経済学

お問い合わせ、お申込みは(一社)日本海運集会所まで。
〒112-0002 東京都文京区小石川2-22-2 和順ビル3F
TEL: 03-5802-8361 FAX: 03-5802-8371

●2015年6月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事を公開しました。

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する調査・
研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
2015年5月に寄稿・投稿した記事をホームページ上に公開しましたの
でご活用ください。

http://www.jpmac.or.jp/research/contribute.html

「マーチン・ストップフォード氏のマリタイム・エコノミクス―本
年オナシス海運賞受賞『海運ほど興奮を伴う事業はない!』」
(日本海事新聞)

「日本・ASEAN間のコンテナ輸送動向(②輸入)」(日本海事新聞)

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このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
library@jpmac.or.jp

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◆海事図書館ホームページ
http://www.jpmac.or.jp/

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編集・発行:(公財)日本海事センター 海事図書館
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-4 海運ビル9階
Tel: 03-3263-9422
E-Mail:library@jpmac.or.jp

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