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第83号(2022年2月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2022/2/28 ◆

日本海事センターメールマガジン =第83号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●「第1回JMC海事振興セミナー」を開催いたします。

第1回JMC海事振興セミナー
「新型コロナウイルス感染症の拡大等で大きく変貌するコンテナ船業界」

日  時:2022年3月14日(月) 14:00~16:00(予定)
開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)

【講演者】
(公財)日本海事センター 研究員 後藤 洋政
オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン(株)取締役 専務執行役員 戸田 潤 氏
エムエスシー ジャパン 代表取締役社長 甲斐 督英 氏

【講演及びコーディネーター】
拓殖大学 商学部 教授(日本海事センター客員研究員)松田 琢磨 氏

◆詳細は以下サイトをご覧ください。
URL:https://www.jpmac.or.jp/application/220314/
3月7日(月)締め切り・先着1000名となります。

※大変ご好評につき、定員枠を500名から1000名に増やしました。



●海事図書館は2022年3月3日(木)より再開いたします。

海事図書館は、昨年11月より移転作業のため休館しておりますが、
以下の通りリニューアルオープン日が決定いたしましたのでお知らせ申し上げます。

リニューアルオープン日:2022年3月3日(木)
※当初リニューアルオープン予定日は3月2日としておりましたが、
都合により3月3日に変更となりました。

リニューアルオープン後の開館日時:月曜から金曜 12時から17時
(入館・複写受付は16時半まで)

予約優先制といたしますので、従前通り、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご来館予約は、2月28日より受付を開始する予定です。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。

詳しくはホームページをご覧ください。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/



●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://www.nippon-maru.or.jp/donations/

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【目次】
1 2022年2月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事資料調べ方講座
4 海運ミニ知識

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1 2022年2月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
2月に寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開しましたので
ご活用ください。

URL http://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A202270.pdf

・「条約上の強制保険制度とその課題」
(2022年2月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2022年2月28日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2022年1月)2,009,798TEU(9.9%増)
     《単月では200万TEUを超え、過去最高を更新
※速報値 (21年12月:193.6万TEU)》

北米復航(米国からアジア)(2021年11月)452,794TEU(24.6%減)

欧州往航(アジアから欧州)(2021年12月)1,516,995 TEU(4.0%増)
《2021 年累計では前年比 8.2%増の1706.9万TEUで、過去最高を更新》

欧州復航(欧州からアジア)(2021年12月)568,726TEU(17.2%減)
《6か月連続の減少、2021年累計では前年比 5.6%減の774.7万TEU》

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比9.9%増で2か月連続のプラス。
2022年1月の北米往航運賃指数は、前年比117.1%増の11,808ドル/40ftで
21か月連続のプラス。

・北米復航は、前年比24.6%減で6か月連続のマイナス。
2022年1月の北米復航運賃指数は、前年比54.2%増の1,826ドル/40ftで
21か月連続のプラス。

・欧州往航は、前年比4.0%増で3か月連続のプラス。
2022年1月の欧州往航運賃指数は、前年比55.7 %増の13,951ドル/40ftで
27か月連続のプラス。

・欧州復航は、前年比17.2%減で6か月連続のマイナス。
2022年1月の欧州復航運賃指数は、前年比16.3%増の2,612ドル/40ftで
26か月連続のプラス。


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3 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
日本の海運大手三社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)について、
船種別に所有船の隻数が知りたい。船のサイズ別にわかればなおよい。


A.
Clarksonから毎年発行されている以下の船種毎のレジスターの巻頭に、
船腹量などの統計が掲載されている。
各社の船種別・サイズ別の隻数も載っている。

「The bulk carrier register」
「The chemical tanker register」
「The containership register」
「The gas carrier register」
「The reefer register」
「The tanker register」

詳しい情報はコチラ!
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000179236

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4 海運ミニ知識

◆「お別れの紙テープ」

船が出航する時、船上の乗客と見送る人々との間に色とりどりの紙
テープが翻る。
この風習を始めたのは、サンフランシスコで近江屋商店というデパ
ートを経営した日本人移民、森野庄吉と言われています。

1915年、パナマ運河開通を記念してサンフランシスコで開催された
万国博覧会に、東京の会社が商品を縛るための紙テープを出品しま
したが、ほとんど売れませんでした。そこで、森野がこの紙テープ
を安く買い取り、「送る人と、送られる人の、最後まで別れを惜し
む握手」の代わりにと宣伝し売り出したところ、大いに当たったと
いうことです。

現在もフェリーやクルーズ船の出航時に見られるこの風習。クルー
ズ船の出航の際には、船内で紙テープが配られることもあるそうで
す。

<参考資料>
「海の慣習と伝説」杉浦昭典著 舵社発行 1983年11月刊行
(海事図書館所蔵番号:0013100W 請求記号:M.04/Su48) 他

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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は3月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。
jmc-info@jpmac.or.jp

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編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:http://www.jpmac.or.jp/

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