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第88号(2022年7月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2022/7/29◆

日本海事センターメールマガジン =第88号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●「第30回海事立国フォーラム」を開催いたします。

◆「第30回海事立国フォーラムin 神戸2022
  ~今後の海事社会に向けた海事人材の育成と将来展望~」
(主催:(公財)日本海事センター 後援:国土交通省)

◆日時:2022年8月30日(火)14:00~16:50(YouTube配信あり)
◆場所:神戸メリケンパークオリエンタルホテル4階「瑞天」

基調講演1「外航海運の現状と海事人材の課題」
     (一社)日本船主協会副会長 友田 圭司 氏

基調講演2「水先人の現状と求められる人物像」
      日本水先人会連合会専務理事 阪本 敏章 氏

講 演 「諸外国における船員教育の現状」 
     (公財)日本海事センター主任研究員 野村 摂雄
     (公財)日本海事センター専門調査員 田中 大二郎

講 演 「神戸大学における海事・海洋人材の育成と今後の展開」
      神戸大学大学院海事科学研究科長 阿部 晃久 氏

講 演 「産業界が求める海事人材」  
      日本郵船(株)専務執行役員 小山 智之 氏 
      
パネルディスカッション及び質疑応答
ファシリテーター:
     関西大学名誉教授/神戸大学客員教授 羽原 敬二 氏
パネリスト:
     神戸大学大学院海事科学研究科長 阿部 晃久 氏
     日本郵船(株)専務執行役員 小山 智之 氏
     (公財)日本海事センター主任研究員 野村 摂雄
     (公財)日本海事センター専門調査員 田中 大二郎

※8月19日(金)締め切り・先着200名となります。

※対面参加希望の方のみ申込フォームよりご登録ください。
YouTube配信の視聴は事前の参加申込みは不要です。

◆詳細は以下サイトをご覧ください。
URL:https://www.jpmac.or.jp/application/F326382/


●海事図書館からのお知らせ

開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日

予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。

詳しくはホームページをご覧ください。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/


●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://www.nippon-maru.or.jp/donations/

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【目次】
1 2022年7月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

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1 2022年7月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開しましたので
ご活用ください。

URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A202210.pdf

・「広島県における海事クラスターの分析」
(2022年7月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2022年7月26日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2022年6月)1,911,939TEU(14.6%増)
《6月単月で過去最高を更新 ※速報値》

北米復航(米国からアジア)(2022年4月)479,447TEU(14.1%減)

欧州往航(アジアから欧州)(2022年5月)1,351,383TEU(6.3%減)
《4か月連続の減少、中華地域積は4.8%減》

欧州復航(欧州からアジア)(2022年5月)571,977TEU(18.9%減)
《11か月連続の減少、中華地域向けは前年比-27.8%の大幅減》

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比14.1%減で11か月連続のマイナス。
2022年6月の北米往航運賃指数は、前年比1.2%減の9,855ドル/40ftで
26か月ぶりのマイナス。

・北米復航は、前年比20.1%減で10か月連続のマイナス。
2022年6月の北米復航運賃指数は、前年比0.3 %減の1,784ドル/40ftで
26か月ぶりのマイナス。

・欧州往航は、前年比6.3%減で4か月連続のマイナス。
2022年6月の欧州往航運賃指数は、前年比7.7%減の10,495ドル/40ftで
32か月ぶりのマイナス。

・欧州復航は、前年比18.9%減で11か月連続のマイナス。
2022年6月の欧州復航運賃指数は、前年比5.0%減の2,284ドル/40ftで
2か月連続のマイナス。


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3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「へぃかち航海記 -外国航路30年の航跡-」
  寺村道寛著 風詠社発行
  2021年12月刊行(所蔵番号:505898 請求記号:M.04/Te54)

外国航路の船に乗れば父が戦死した地に行けるとの思いから船乗り
となって30年、世界の海を貨物船をはじめ、タンカー、石炭運搬船、
自動車専用船、LPG 船、冷凍冷蔵運搬船、重量物船、鉱油船、コン
テナ船など28隻に乗船。詳細な航海記録や生々しい船員の生活と仕
事ぶり、寄港地の様子などを綴った、海の男のロマンあふれる回想
記。世界に「丸シップ」(日本船の代名詞)と謳われていた時代を
知ってもらいたいとの著者の願いも込められている。タイトルの
〝へぃかち〟は見習い船員の呼称。(「honto」webページより)

■「船舶保険の損害対応実務」
  東京海上日動火災保険株式会社編 保険毎日新聞社発行
  2022年3月刊行(所蔵番号:505899 請求記号:M.61/To46)

船舶保険に関連する新しい諸制度や規律等を踏まえた船舶保険の損
害対応のポイントやノウハウを実務担当者向けに詳しく解説。船舶
保険約款や損害対応で使用する書式など、資料も豊富に掲載する。
(「honto」webページより)

今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx

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4 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
1944年11月15日に五島列島付近で沈没した、あきつ丸という船について、
沈没の状況などが書かれた本はないか。

A.
以下の資料がある。

「戦時日本船名録 第1巻」
「戦時輸送船団史」
「太平洋戦争に於ける石原日東各縁故会社籍殉難船航跡資料集」


詳しい情報はコチラ!

https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000319164

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5 海運ミニ知識

◆「滞船」

その昔、船には梱包された荷物がそのまま載せられていました。港
では、人の手で、または船や港に備え付けられたクレーンで一つ一
つ荷物の積み下ろしが行われました。大変時間がかかるため、船が
港の外で停泊し、何日も待つこともありました。これを滞船と言い
ます。

コンテナ船が発明され普及すると、荷物はコンテナに詰められるよ
うになりました。港ではクレーンでコンテナを積み下ろしできるた
め、かかる時間が大幅に短縮され、滞船もほぼ解消されました。

しかし、最近では新型コロナウイルスの感染拡大により、港での荷
物の積み下ろしが進まず、滞船が増加することもあるそうです。

<参考資料>
「船の最新知識」
池田良穂編 ソフトバンククリエイティブ発行 2008年11月刊行
(海事図書館所蔵番号:503666 請求記号:550.4/I32) 他

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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は8月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。

jmc-info@jpmac.or.jp

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◆日本海事センターホームページ
https://www.jpmac.or.jp/

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編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:https://www.jpmac.or.jp/

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