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第96号(2023年3月)

◆Japan Maritime Center◆___________________________2023/3/31◆

日本海事センターメールマガジン =第96号=

◆JMC_________________________________◆Japan Maritime Center◆

=お知らせ=

●「第6回JMC海事振興セミナー」を開催いたします。

◆第6回JMC海事振興セミナー
「グローバルサプライチェーンの強靭化に向けた国際海運・
物流の課題と将来展望」

◆開催日時:2023年5月10日(水) 14:00~16:30
◆開催方法:ハイブリッド形式(Zoomウェビナー併用)
※若干名、会場での参加が可能です。
◆開催場所:海事センタービル4階会議室(東京都千代田区麹町4-5)

「グローバルサプライチェーンの強靭化に向けた
日本の海上コンテナ輸送と国際物流の課題」
関西大学 商学部 教授 飴野 仁子 氏  
 
「フォワーダーの国際物流戦略と海上コンテナ輸送」
NIPPON EXPRESS ホールディングス株式会社
グローバル事業本部海運フォワーディング部 部長 犬井 健人 氏

「サプライチェーンの強靭化に向けた今後の論点」
A.P.モラー・マースク 北東アジア地区最高経営責任者 西山 徹 氏
 
「国際戦略港湾から見る日本の国際物流」
横浜川崎国際港湾株式会社 代表取締役社長 人見 伸也 氏

「中欧班列から見る中国の国際複合輸送の動向と日本が学ぶべき取組み」
(公財)日本海事センター 企画研究部 客員研究員 福山 秀夫

【パネルディスカッション】
モデレーター:流通経済大学 流通情報学部長 教授
物流科学研究所所長 矢野 裕児 氏

パネリスト:犬井 健人 氏、西山 徹 氏、人見 伸也 氏
               
参 加 費:無料
申込期限:5月8日(月)まで 

◆詳細は以下サイトをご覧ください。
https://www.jpmac.or.jp/application/S696731/


●松田琢磨/著
『コンテナから読む世界経済 経済の血液はこの「箱」が運んでいる!』
出版のお知らせ
(KADOKAWA発行 2023年3月29日刊行)

当センター客員研究員の松田琢磨が、
「コンテナから読む世界経済 経済の血液はこの「箱」が運んでいる!」
を出版いたしました。

詳細は、以下サイトをご覧ください。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322112000931/


●海事図書館からのお知らせ

開館日時:月曜から金曜 12時から17時(入館・複写受付は16時半まで)
休館日:土日祝日

予約優先制を導入しておりますので、予約フォーム、メール等による
事前のご予約をお勧めいたします。
ご予約がなくても利用は可能ですが、閲覧席の利用、資料の出納などを
制限させていただく場合がございますのでご了承ください。

詳しくはホームページをご覧ください。

海事図書館ホームページ:https://www.jpmac.or.jp/library/


●(公財)帆船日本丸記念財団様より、帆船日本丸保存修繕活動への
寄附支援のお願いです。
詳細は以下サイト「帆船日本丸保存のためのご寄附のお願い」をご覧ください。
URL https://readyfor.jp/projects/nippon-maru

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【目次】
1 2023年3月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事
2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
3 海事図書館 今月のオススメ図書
4 海事資料調べ方講座
5 海運ミニ知識

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1 2023年3月に新聞・雑誌に寄稿・投稿した記事

日本海事センターが行った、海事分野における諸課題に関する
調査・研究成果の概要を、各新聞・雑誌に寄稿・投稿しております。
今月寄稿・投稿した記事等をホームページ上に公開いたしますので
ご活用ください。

URL https://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/E202310.pdf

・「洋上風力発電に関する国内外の航行安全確保の取組について」
(2023年3月:日本海事新聞)

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2 主要航路(北米・欧州)の荷動き量とポイント
<2023年3月30日発表>

【荷動き量】
北米往航(アジアから米国)(2023年2月)1,254,827TEU(29.2%減)
《中国積みが前年同月比35.8%減、ASEAN積みが同21.8%減少》

北米復航(米国からアジア)(2022年12月)454,559TEU(9.4%増)
《2022年累計は、前年比5.4%減の570.6万TEU》

欧州往航(アジアから欧州)(2023年1月)1,382,672TEU(10.8%減)

欧州復航(欧州からアジア)(2023年1月)467,942TEU(16.6%減)

【概要とポイント】
・北米往航は、前年比29.2%減で6か月連続のマイナス。
2023年2月の北米往航運賃指数は、前年比74.1%減の3,141ドル/40ftで
9か月連続のマイナス。

・北米復航は、前年比9.4%増で2か月連続のプラス。
2023年2月の北米復航運賃指数は、前年比20.3%減の1,451ドル/40ftで
7か月連続のマイナス。

・欧州往航は、前年比10.8%減で12か月連続のマイナス。
2023年2月の欧州往航運賃指数は、前年比81.7%減の2,512ドル/40ftで
9か月連続のマイナス。

・欧州復航は、前年比16.6%減で19か月連続のマイナス。
2023年2月の欧州復航運賃指数は、前年比57.2%減の1,019ドル/40ftで
10か月連続のマイナス。


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3 海事図書館 今月のオススメ図書

■「日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?」
 幡野武彦,松田琢磨著 日経BP発行
 2023年2月刊行(所蔵番号:506025 請求記号:M.521/H42)

お荷物事業部門が統合されて生まれた会社の利益が2年連続2兆円に!
シンガポールという出島で奇跡の物語を繰り広げている、コンテナ
輸送を手がける海運会社ONEを取り上げ、その発足から快進撃に
至る歴史を描く。(「honto」webページより)

■「世界の美しい灯台」
 David Ross著 秋山絵里菜訳 原書房発行
 2022年3月刊行(所蔵番号:506030 請求記号:558/R73)

海の旅の安全を守る灯台。世界の海岸に古代から存在し、商業輸送
が増えた18世紀半ばからは建築技術の発展もあり、その数も増えた。
強風、荒波、嵐に耐え、光を投げかけ続ける灯台200点以上を大判写
真と簡潔な解説で紹介する。(「honto」webページより)

今月の新着図書一覧はコチラ!
https://opac369.libraryexpert.net/lib3/kaiji/lx/newlbcc.aspx

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4 海事資料調べ方講座

海事図書館が過去に受けたご質問の中から。

Q.
小型船海運組合法に関する資料が見たい。

A.
以下の資料がある。

<図書>
鈴木登「小型船海運組合法と機帆船の現状」

<雑誌記事>
富田竜彦「小型船海運組合法について」
小田部康「小型船海運組合法について」

詳しい情報はコチラ!

https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000330882

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5 海運ミニ知識

◆「船底塗料」

大型船は頑丈な鋼材で作られていますが、さびるという欠点があり
ます。海水には塩分が含まれているため、より一層さびやすくなり
ます。そのため船にペンキを塗ってさびを防いでいます。

特に、船底がさびると船体の強度が下がるほかに、表面がデコボコ
になって水の抵抗が増えて船のスピードが落ち、燃費もかかってし
まいます。また、フジツボや海藻などの付着も船底をデコボコにす
る原因です。そこで、船底にはフジツボなどの付着を防ぐ亜酸化銅
を主とした塗料が塗られています。船底が赤い船を多く見かけます
が、これは亜酸化銅が赤褐色をしているためです。

<参考資料>
「みんなが知りたい船の疑問100」
池田良穂著 ソフトバンククリエイティブ発行 2010年8月刊行
(海事図書館所蔵番号:504194 請求記号:550.4/I32) 他

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今月も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は4月下旬頃、配信予定です。

このメールは、日本海事センターの活動にご関心をお持ちの方及び
日頃ご協力いただいております方へお届けしております。

このメールは、送信専用メールアドレスから配信しております。
恐れ入りますが、お問い合わせは下記メールアドレスまで
お送りくださいますよう、お願いいたします。

jmc-info@jpmac.or.jp

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◆日本海事センターホームページ
https://www.jpmac.or.jp/

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編集・発行:(公財)日本海事センター 企画研究部
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 海事センタービル8F
Tel: 03-3263-9421
E-Mail:jmc-info@jpmac.or.jp
HP:https://www.jpmac.or.jp/

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